【沼津市】沼津本通防火建築帯の解体工事が始まりました

解体前の沼津本通防火建築帯1953年(昭和28年)12月20日に完成し、2024年8月26日・27日に解体前の見学会が行われた、沼津市町方町にある沼津本通防火建築帯の解体工事が、10月にいよいよ始まりました。

解体前の沼津本通防火建築帯撮影に訪れた10月3日には、建物の周りに防護壁の設置工事が進められていました。これまで沼津のアーケード名店街を象徴してきたこの建物も、ついに姿を消すことになります。8月の見学会には多くの人々が訪れ、別れを惜しんでいました。

解体前の沼津本通防火建築帯1階の店舗部分は、何度も改装が重ねられたものと思われます。しかしその上階の住居部分には、昭和中期の時代を感じさせる箇所が随所に残っていました。町方町・通横町第一地区市街地再開発組合の理事長を務める水口隆太さんは、「いわば現代の長屋のようなもの」と、この建物にまつわる思い出を語りつつも、今後のまちづくりに向けて前を向いている姿が印象的でした。時代とともに、人もまちも変化していくことを強く感じました。

解体前の沼津本通防火建築帯なお、防火建築帯とは、昭和の戦災復興期に都市の不燃化を目的として建てられた防火機能を持つ建物です。木造建築が多かった当時、鉄筋コンクリート造の連続した建物によって、火災の広がりを防ぐ役割が期待されたそうです。

解体前の沼津本通防火建築帯

2024年9月30日撮影

新ビルの完成は2028年の予定です。新たなコミュニティが創られる拠点になりそうですね。

沼津本通防火建築帯(2024年10月から解体工事)があるアーケード名店街はこちら↓

numakko

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