【沼津市】「沼津レトロ写真展xアートin吉田温泉(旧銭湯)」が11月16日17日に開催されました
2024年11月16日(土)と17日(日)、沼津市吉田町の吉田温泉で「沼津レトロ写真展×アートin吉田温泉(旧銭湯)」が開催されました。銭湯の趣きをそのまま活かしたこのイベントには、レトロ好きな人々が多く集まり、昭和の温もりに包まれたひとときを過ごしました。
沼津レトロ溢れる空間
イベントのメインである写真展には、このイベントの開催を呼びかけたマコト(404Japan)さんと、元吉原ソープ嬢/ 色街写真家として活動する 紅子さんの作品が並びました。吉田温泉の2階に展示された写真は、年代を問わず誰もが懐かしさを感じさせる作品ばかりでした。紅子さんは今回の写真展の前週に吉田温泉を訪れましたが、その作品も展示されていました。「沼津は戦後の建物がまだ多く残っている街ですね」と、沼津の街の魅力について語りました。
一方、1階ではアート作家や古本屋が出店しました。普段はなかなか出会えないものに出会える、とても貴重な空間になっていました。
昭和の風を吹き込む「ちんどん せせらぎ家 中山安兵衛」
イベント2日目には、「ちんどん せせらぎ家 中山安兵衛」こと中山惇さんが登場し、会場を大いに盛り上げました。太鼓や鉦(かね)のリズミカルな音に合わせた朗らかな演奏は、まるで昭和時代にタイムスリップしたような雰囲気を作り出しました。さらに、古本屋「山仲ブックス」の店主が加わり、昭和の文化が感じられる一体感が生まれていました。
何よりもこの場所で開催できたことが嬉しい 〜マコト(404Japan)さん
今回の写真展を呼びかけた、人生冒険家のマコト(404Japan)さんにお話を伺いました。「写真好き、銭湯好き、レトロ好きとか、いろんな繋がりができました。会場の団らん感も、私が求めていたもの。何よりもこの場所(吉田温泉)で開催できたことが、一番嬉しいです」今回は初めての写真作品の印刷、そしてイベントのチラシ作りにも苦労したようですが、満足感いっぱいの笑顔で応えてくれました。
吉田温泉はどうなる?
イベントの来場者からは、次回開催について尋ねる声もありました。しかし、管理人の兼子京子さんは「建物の老朽化が進んでいますので」と応え、さらに「今回が最後かもしれません」という返事が聞かれました。吉田温泉の現実は、私たちが考える以上に厳しいようです。その一方で「今回が最後です!」という言葉を、耳にした来場者もいなかったようです。
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