【沼津市】後藤哲也個展「儀式 しつらえ その空間」が1月31日まで「salone’自在’」で開催中です

後藤哲也個展 salone'自在’にて後藤哲也個展「儀式 しつらえ その空間」が、沼津市錦町に新たにオープンした「salone’自在’」で、2025年1月31日(金)まで開催されています。日々刻々と変化するインスタレーションに魅了され、何度も足を運ぶ来場者が増えています。

後藤哲也個展 salone'自在’にて

中央にあるのは数珠で作られたしめ縄

和暦に基づく日本の季節感と行事を再発見する試み

「儀式 しつらえ その空間」は、和暦(旧暦)に基づく日本の季節感や行事の意味を再認識し、実際にその儀式を体験する試みとして開催されています。展示初日の1月11日には、地鎮祭が執り行われました。地鎮祭は、建物の新築や土木工事の際、土地の神様に工事の安全を祈願する儀式として、現在も広く行われています。今回は、この展示空間を整えるための儀式として実施されました。

後藤哲也個展 salone'自在’にて

日々変化するインスタレーションに見入る親子連れ

地鎮祭で立てられた4本の柱を起点に、インスタレーション作品(展示空間を含めて作品とみなす手法)が少しずつ形作られています。短い取材時間中にも、何度も訪れているというリピーターの姿が見られ、変化していく作品に興味深く見入っていました。

後藤哲也個展 salone'自在’にて

木こりの仕事の合間を縫って、日々制作活動をする後藤哲也さん

木こり兼造形作家・後藤哲也さんの個展

今回の個展で作品を手掛けるのは、木こりであり造形作家としても活動する後藤哲也さんです。後藤さんが「木こり」と名乗る理由について尋ねると、「一般的には『林業』と呼ばれますが、林業は木材の生産という印象があります。私は木材を生産するのではなく、環境を良くするための仕事として木を伐っています」と話してくれました。

後藤哲也個展 salone'自在’にて

質感をじっくりと楽しみたい茅葺の作品

また、今回の個展については「決して宗教的なものではありません。私は自然物を使った表現を行っています。人工物にもこだわりはありませんが、私の場合、日常生活で手に取るものが自然物になります」と語っています。そして展示の見どころについては、「自然物が重なり合い、面を形成したときに生まれる質感をぜひ楽しんでください」と語っていました。

salone'自在’

沼津市錦町にオープンしたsalone’自在’

倉庫からリノベーションによって誕生した「salone’自在」’で、木こり兼造形作家が日々創り上げていくインスタレーション、ここでしか出会えない多くの気づきが得られる場所になりそうです。

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