【沼津市】「Asian春節祭 in NUMAZU」が沼津仲見世商店街で開催されました
2025年2月1日(土)・2日(日)、沼津仲見世商店街で「Asian春節祭 in NUMAZU」が開催されました。獅子舞や中国雑技団のパフォーマンスを中心に、商店街全体がASIAN春節ムードに包まれました。
イベント当日、沼津仲見世商店街には色鮮やかな台湾提灯が頭上に飾り付けられ、華やかな雰囲気を演出していました。そこへ、黄色い中国獅子舞が元気よく登場し、商店街をにぎわせました。
仲見世商店街を練り歩く獅子舞は、多くの来場者の頭を咬んで回り、厄を祓い、福をもたらすとされるご利益を届けていました。商店街に初登場となる中国獅子舞の姿に、子どもも大人も大きな笑顔を見せていました。
ポールダンス教室「リリー」さんのワークショップコーナー
イナノ文房具跡地には、下香貫にあるポールダンス教室「リリー」の皆さんによるワークショップコーナーが設けられました。「きつねのお面やさん」では、オリジナルのお面作り体験ができ、また教室に通う生徒さんやそのご家族が、アロマクラフト、アクセサリー作り、ハンドマッサージ、紙芝居など、多彩な体験ブースを展開し、訪れた人々を楽しませました。
迫力満点の中国雑技団パフォーマンス
さらに沼津駅南口旧西武跡地では、中国雑技団による迫力満点の演舞が披露されました。仲見世商店街にも登場した獅子舞に続き、変面のパフォーマンスが行われ、色鮮やかな仮面が一瞬で次々と変わる様子に、観客は驚きの声を上げていました。
鞭芸のコーナーでは、見事な鞭さばきで新聞紙が真っ二つに切り裂かれ、さらに目隠しをした状態でバラの花を叩き落とすというスゴ技が披露されました。この緊張感あふれるパフォーマンスに、会場全体が固唾をのんで見守る中、バラの花が見事に一撃で落とされると、大きな拍手が沸き起こりました。
クライマックスを飾ったのは、椅子倒立芸です。椅子が高く積み上げられ、最上部は斜めに積まれた不安定極まりない状態ながら、驚異的なバランス感覚で見事な倒立芸が披露され、観客を魅了しました。多くの「好(ハオ)」(good) の歓声が挙がりました。
春節の意義と多文化共生の場として
春節は、中国において最も重要な伝統的祝日とされています。古来の中国では、月の満ち欠けに基づく「農暦(旧暦)」により農業が営まれており、春節はその農暦の第1日目にあたります。近年、この時期に多くの中国の方々が日本を訪れるようになり、ニュースでも報道されるようになりました。
今回の「Asian春節祭 in NUMAZU」を主催したNUMAZU ASIAN FESTIVAL実行委員会の代表、向 文英(KOU BUNEI)さんは、「さまざまな文化の人たちが、同じ空間で同じ体験をし、一緒に楽しい時間を過ごしてほしい」という思いで、このイベントを企画したそうです。
「Asian春節祭 in NUMAZU」は、沼津で多文化共生の大切さを誰もが楽しみながら体験できる貴重なイベントとなりました。
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