【沼津市】「陸前高田・桜ライン311写真展@チャトラ『プレイス』」が、2月17日まで開催中です
東日本大震災の記憶を後世に伝える、岩手県陸前高田市の認定NPO法人「桜ライン311」の活動を紹介する写真展が、沼津市大手町のコーヒー焙煎所「チャトラコーヒー」2階にある「チャトラ『プレイス』」で、2025年2月6日(木)から2月17日(月)まで開催されています。
会場内には、桜ライン311の活動の様子と、この活動によって植樹された桜が咲いている様子が展示されています。活動の様子には、春と秋に開催されている植樹会で撮影された写真や、日頃の手入れの様子を撮影した写真もあります。
桜ライン311は、東日本大震災で陸前高田市を襲った津波の到達地点を結ぶ170kmにわたり、桜の木を植えることによって、後世に大規模な地震が発生した際に、誰もが桜の木よりも高い場所を目指して避難できるようにすることを目指しています。先人たちは石碑を建てましたが、その石碑は変化しないため、長い年月の中で人々の意識に残りにくい存在となりました。そこで、毎年花を咲かせる桜を通じて、震災の教訓を後世に語り継ぐ取り組みが行われています。
また、陸前高田市は、中心市街地の広範囲にわたって高さ10mを超える嵩上げ工事が行われたことでも知られています。発災1年後から2023年までに市内で撮影された写真や、陸前高田市の「東日本大震災 復興記録誌」の閲覧もできます。
1階の「チャトラコーヒー」では、桜ライン311への寄付金が含まれるコーヒードリップパック「桜ライン311オリジナルブレンド」の販売や、古本を通じて桜ライン311への寄付ができる「チャリボン」への古本回収も行っています。
今回の写真展を主催する「キャリアデザイン・メンタルサポート株式会社」は、沼津市内で人材育成支援などのサービスを提供する企業です。キャリア研修の題材として、桜ライン311で広報を担当する太田海さんの職業選択の経験を取り上げたことなどの縁があり、今回の写真展が開催されることになりました。
写真展が行われているチャトラ『プレイス』はこちら↓