【沼津市】電気自動車を活用したまちづくりに関する包括連携協定が締結されました

沼津市電気自動車包括協定

日産リーフからPowerMoverを介して給電する様子

電気自動車の普及促進と活用を通じて環境改善や災害に強いまちづくりを目指す「電気自動車を活用した持続可能なまちづくりに関する包括連携協定」が、2025年2月6日に沼津市と4社の間で締結されました。

沼津市電気自動車包括協定沼津市と包括連携協定を締結したのは、株式会社明電舎、日産自動車株式会社、静岡日産自動車株式会社、日産プリンス静岡販売株式会社の4社です。

沼津市電気自動車包括協定

明電舎 代表取締役執行役員社長の井上晃夫氏

明電舎は1897年に創業し、1961年に沼津工場を設立。現在も主力工場として制御装置・電子装置を生産しています。代表取締役執行役員社長の井上晃夫氏は「当社は日産自動車のEVである日産サクラやノートのモーター、インバーター一体型ユニットなどを提供しています。沼津市とは『X-Tech NUMAZU』(クロステックヌマヅ)においてもパートナーシップを結んでおり、当社の技術を活かして持続可能なまちづくりの実現に貢献していきます」と述べました。

沼津市電気自動車包括協定

日産自動車のEV活用の取組みを紹介する日産自動車株式会社の遠藤淳一専務執行役員

日産自動車株式会社の遠藤淳一専務執行役員は「2010年のリーフ発売以来、国内で28万台のEVを販売してきました。EV販売のスローダウンが指摘されていますが、人気の高い軽自動車のハイトワゴンなどでは環境性能向上のためにEV化が欠かせません。また、日産自動車では能登半島地震などの災害時にEVを電源として提供してきました。2050年ゼロカーボンシティの実現にも積極的に取り組んでいます」と挨拶しました。

沼津市電気自動車包括協定締結式後、沼津市役所玄関前ピロティでEVからの給電デモが実施されました。デモでは、日産リーフに「PowerMover」という装置を接続し、テレビや照明、コーヒーメーカー、スマートフォンの充電に電力を供給する様子が紹介されました。EVとPowerMoverがあれば、停電時の被災地や屋外イベントでのキッチンカーへの電力供給が可能になります。さらに、車種によって、一般家庭で使用する1日分から6日分の電力を供給できることも紹介されました。

日産アリアに試乗する頼重秀一沼津市長

日産アリアに試乗する頼重秀一沼津市長

その後、頼重秀一沼津市長が日産アリアに試乗しました。試乗後、市長は「EVを初めて運転しましたが、静かでなめらかな走りが印象的でした。また、PCのような操作も可能で、今後さらに普及が進むことを期待しています」と感想を述べました。

沼津市電気自動車包括協定沼津市は南海トラフ地震による被害のリスクが指摘されており、近年は水害の被害も拡大しています。今回の包括協定の締結は、沼津市の脱炭素社会の実現と、災害に強いまちづくりに向けた重要な取り組みの一つとなりそうです。

包括連携協定の締結が行われた沼津市役所はこちら↓

numakko

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