【沼津市】静岡県立工科短期大学校沼津キャンパスで総合製作実習発表会が行われました
沼津市大岡にある静岡県立工科短期大学校沼津キャンパスにおいて、2025年2月25日(火)・26日(水)の2日間、「総合製作実習発表会2024」が開催されました。
この発表会は、同校の学生が自ら課題を設定し、企画・設計・製作・実験研究を行い、その成果を発表する場です。学校関係者だけでなく、学生の内定先企業や、ものづくりや教育に関心を持つ一般の方も見学に訪れました。
情報技術科では、2日間で20の研究テーマが発表されました。1年生も発表会に参加し、運営も担当しました。先輩の発表に対し、積極的に質問を投げかける姿も見られました。
機械・生産技術科では、チームごとの発表が行われました。「平歯車のバレル研磨による表面性状および歯形形状変化調査」の研究は、企業や地域の専門機関の協力を得ながら進められたものです。質疑応答では、研究に協力した企業から「ぜひ後輩に引き継いで研究を継続してほしい」との要望も寄せられました。
静岡県はものづくりが盛んな地域ですが、人口減少の影響は避けられません。ものづくり人材の育成は、地域にとって重要な課題となっています。岩崎キャンパス長は、「人手不足に悩む企業は多いと思いますが、学校も生き残りをかけた挑戦を続けています。そのためには、まず地域の企業や住民の方々に本校を知っていただくことが大切です。この発表会も、その一環としてオープンにしています」と語りました。さらに、社会人向けの「スキルアップ研修」の開講や、産業界との連携も模索しているとのことです。来年度に向けては、地元の企業団体(静岡県中小企業家同友会)との交流も検討が始まっているとのことでした。
地域の産業と教育機関が連携することで、どのような効果が生まれるのか。今後の取り組みにも注目したいですね。
情報提供・取材協力:静岡県立工科短期大学校沼津キャンパス様
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