【沼津市】令和6年度沼津市津波避難訓練が静浦地区で行われました
令和6年度の津波避難訓練が、2025年3月2日(日)に沼津市内の津波避難対象区域で実施されました。併せて、静浦地区では会場型訓練が行われ、地域住民が参加しました。
会場型訓練の対象となったのは、静浦地区の6つの自主防災会です。訓練は静浦小中一貫学校の体育館と静浦地区センター駐車場の2カ所で実施されました。
体育館での防災講座・展示・体験型訓練
体育館では、防災講座や防災展示の見学、体験型訓練が行われました。防災講座では、昨年夏に発表された「南海トラフ地震臨時情報」についての解説がありました。
体験型訓練では、車椅子操作訓練や負傷者の搬送訓練が実施されました。車椅子操作訓練では、段差を乗り越える際のポイントなどを実際に体験しながら学びました。
防災展示ブースでは、テントや段ボール製ベッドが設置され、災害時の避難環境を想定した展示が行われました。
屋外での地震体験・自衛隊車両展示
屋外では、地震体験車による地震体験が実施されました。南海トラフ巨大地震が発生した場合、沼津市内では震度6弱から6強の揺れが予想されています。事前に大きな揺れを体験することで、実際の地震時に適切な対応ができるよう備えます。
また、陸上自衛隊第34普通科連隊による車両展示のほか、防災装備品を背負う体験も行われました。
訓練の意義と今後の備え
沼津市内では2023年・2024年に水害による災害ボランティアセンターが設置されました。またこの冬は岩手県の大船渡市や陸前高田市などで大規模な山火事が発生し、沼津市内でも火災が相次いでいます。津波や地震だけでなく、さまざまな災害への備えが求められています。
会場型訓練が行われた静浦地区センターはこちら↓