【沼津市】我入道の渡し船運航祝賀セレモニーが開催されました
沼津市を流れる狩野川の河口で運航する「我入道の渡し船」の運航祝賀セレモニーが、2025年3月20日(木・祝)に我入道渡船乗場で行われました。

多くの人たちが集まった令和7年の我入道の渡し船運航祝賀セレモニー
我入道の渡し船は、狩野川河口付近で対岸へ渡る交通手段として、昭和46年(1971年)まで運航していました。現在の我入道の渡し船は、観光資源などとして1997年に復活したもので「ぬまづの宝100選」にも選ばれるなど、この地域に定着しました。
セレモニーに駆けつけた勝俣孝明衆議院議員は「渡し船から見る沼津の風景は、日常見る風景とはまったく異なり、沼津の素晴らしさを知ることができます」と、自らの乗船体験も交えて挨拶しました。

花束を受け取る川口正典さん(左)と柴田鷹之さん(右)
船頭を務めるのは川口正典さんと柴田鷹之さんです。セレモニーでは地域の小学生が、花束を贈呈しました。

今では珍しくなった木造和船に乗れるのも我入道の渡し船の魅力の一つ
柴田さんが船頭を務めるのは、今年で2年目です。普段はサラリーマンとして働きながら、家業であった漁師の仕事も引き継いでいます。「渡し船の船頭は地域の人々に愛されている仕事であり船頭を務められることを、とても嬉しく感じています」と話していました。
この日運航された3便には、先着順で配布された無料乗船券を手にした人々が、今年初の渡し船に笑顔で乗船しました。
我入道の渡し船は春季、夏季、秋季に設けられた期間内の土曜日、日曜日および祝日などに運航が予定されています。我入道の渡し船の運航が始まったことで、沼津に春の訪れがまた一歩近づきました。
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