【沼津市】木村洋介個展「懐 -kai-」がomusubiで5月25日まで開催中です

木村洋介個展「懐 -kai-」

木村さんは初めて手がけたステンドグラス作品

ステンドグラス作家・木村洋介さんの初個展「懐 -kai-」が、2025年5月17日(土)から25日(日)まで、内浦三津にあるギャラリー兼コミュニティースペース「omusubi」で開催されています。

木村洋介個展「懐 -kai-」会場となる「omusubi」は、明治時代に建てられ、かつて郵便局として利用されていた建物です。入り口付近には、今回のイベントのタイトルにもなっている「懐」の文字をデザインした作品が飾られています。

木村洋介個展「懐 -kai-」

ガラスの提供を受けた「水口園」「だいこくや」に寄贈した作品

また、アーケード名店街にあり、2024年秋から解体工事が進められている「沼津本通防火建築帯」にあった「水口園」と「だいこくや」を描いた作品も展示されています。この2点の作品には、実際にそれぞれの店舗の居住スペースから解体された「昭和型板ガラス」が使用されており、5月13日(火)に両店舗に寄贈されたものです。

木村洋介個展「懐 -kai-」

木村さんが友人の結婚式で使うウェルカムボードとして贈った作品

木村さんは大学卒業後、グラフィックデザイナーとして働く中でステンドグラスと出会いました。作品制作を続けるうち、友人の結婚式にウェルカムボードを贈ったことをきっかけに、「人の特別な瞬間をガラスパネルに残す仕事がしたい」と感じるようになったそうです。

また贈ったウェルカムボードには、独自の技法が取り入れた作品です。釣り上げられている鯛の眼は、ガラスに穴を開けて別のガラスを埋め込み、さらにレジンで球面状に覆うことで表現されています。

木村洋介個展「懐 -kai-」

ステンドグラス作家の木村洋介さん

木村さんは今回の個展について、「会場のomusubiは中心市街地から少し離れた場所にありますが、内浦に足を運ぶきっかけにしていただけたら嬉しいです。明治時代の建物の雰囲気や、型板ガラスの可能性も感じていただけたら幸いです」と語っています。

木村洋介個展「懐 -kai-」

千本浜の風景を描いた作品

なお、5月21日(水)には特別展示『懐 -kai- 黄昏』が開催されます。この日に限り、通常16:00までの開場時間が20:00まで延長されます。夕暮れから日没後にかけて、自然光に照らされるomusubiの空間と型板ガラスが織りなす陰影を楽しめる企画です。

個展が開催されている「omusubi」はこちら↓

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