【沼津市】NAKANO yasuhiroさんのメディアアート作品が大阪・関西万博にてプロジェクションマッピング上映されます

現在販売中の『fuji_004』
静岡県沼津市を拠点に活動するメディアアート作家・NAKANO yasuhiroさんの作品が、EXPO2025大阪・関西万博で上映されます。万博期間中に行われている映像ショー EXPOホール「シャインハット」プロジェクションマッピングに映し出されます。

CG制作中のNAKANOさん
上映されるのは『fuji_003』というタイトルの作品。2025年8月13日から9月12日まで上映される、Eプログラムの一作品として登場します。生まれてから現在まで、静岡県東部の富士山の麓で暮らしてきたNAKANOさんが、日々感じている富士山のエネルギーや荘厳さを、墨とCGを用いたループ再生可能な「動く絵」として表現した作品です。
NAKANOさんは、大学卒業後に映像制作の道に進み、東京を拠点に映画やアニメなど多彩な分野で活躍してきました。代表作には『ゴッドファーザー』デジタルリマスター版の劇場予告編や、アニメ『トランスフォーマー/アドベンチャー』のエンディング映像の監督などがあり、国内外で高い評価を得ています。

墨で作品を描く様子(画像提供:NAKANO yasuhiro様)
東京でこれら映像作品を制作していた当時でも、NAKANOさんが生活の場としていたのは沼津でした。「海も山もある環境が、発想の源になるんです」と語り、自身の作品の発想の根底には、この地域の風景があると言います。
今回上映される『fuji_003』は、NFT(Non-Fungible Token/非代替性トークン)として販売済みの作品でもあり、その価格は330万円。デジタルアートの新たな流通・所有の形を提示する意味でも注目されています。
「メディアアートとして購入されたものが、万博という国際的な舞台で上映されることに大きな意義を感じています」とNAKANOさん。さらに「この作品は万博以外の場でも、多くの方に楽しんでいただける機会をつくりたいですね」と、今後の展開にも意欲を見せています。
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