【沼津市】「狩野川灯ろう流し」が7月25日に行われました
毎年、沼津夏まつり・狩野川花火大会の前日に開催される「狩野川灯ろう流し」が、2025年7月25日(金)、狩野川左岸(市役所側)の河川敷で行われました。
会場には日没前から多くの人が集まり、灯ろうの受付には長い列ができていました。19時頃から、灯ろうが静かに狩野川へと流され始めました。
防潮堤やあゆみ橋、御成橋など、灯ろうが流れる幻想的な光景を一目見ようと、周辺には多くの人が詰めかけ、静かにその様子を見守っていました。
また会場には、狩野川台風や灯ろう流しの歴史を紹介する展示パネルも設置されていました。狩野川台風とは、1958年(昭和33年)9月26日に伊豆半島東岸を北上した台風22号で、伊豆地方に甚大な被害をもたらしました。なお、狩野川での灯ろう流しは台風以前から市内の複数の寺で行われていましたが、狩野川台風の翌年からは、被災者の慰霊を目的として、沼津市仏教会が合同で実施するようになった経緯が紹介されていました。
この日、会場を訪れた多くの市民にとって、灯ろうのやさしい光とともに、本格的な夏の訪れを感じるひとときとなりました。
灯ろう流しが行われた狩野川河川敷(御成橋付近)はこちら↓