【沼津市】沼津駅北で進行中のミューラルアートプロジェクト「カベヌマ」でアートワークショップが開催されました

カベヌマ

「沼津大好き」に参加する子どもたち

沼津駅北のイシバシプラザ跡地で進行中のミューラルアートプロジェクト「カベヌマ」において、2025年7月20日(日)・21日(月・祝)にアートワークショップが開催されました。

カベヌマこのプロジェクトは、2021年8月まで43年間営業していたショッピングセンター「イシバシプラザ」の跡地を囲う防音壁をキャンバスに、沼津にゆかりのあるアーティストたちがそれぞれの作品を描く取り組みです。海外では、所有者の許可を得て建物の壁に描かれる芸術作品のことを「ミューラル(mural)アート」と呼びます。「カベヌマ」はその名を冠し、2025年6月28日にスタートしました。

カベヌマその一環として開催された今回のワークショップでは、プロのアーティストが描いた下絵にペンキで色を塗る、マスキングテープで装飾する、点描で作品を仕上げるアート体験に、多くの人が参加しました。

カベヌマ

自らも着色に参加する渡邉純さん(左)

ペンキによる着色ワークショップを提供したのは、イラストレーターでキャラクターデザイナーとして活躍する渡邉純さんです。渡邉さんは沼津生まれ・沼津育ちで、沼津市非公式キャラクター「ひものん」のデザイナーとしても知られています。今回の作品について、渡邉さんは次のように語りました。「テーマは『沼津大好き』。沼津のものをたくさん詰め込みました。今日は予想通り子どもたちが中心に参加してくれていて、楽しんでもらえているようで、私自身もとても楽しんでいます」

カベヌマ マツナガマサエ

「文具の壁を超えろ!」を提供したマツナガマサエさん

マスキングテープで彩るワークショップ「文具の壁を超えろ!」を担当したのは、沼津市出身・在住のアーティスト、マツナガマサエさんです。マツナガさんは「OPEN NUMAZU2024」での地下道テープアートでも注目を集めました。マツナガさんはこのワークショップについて「楽しい!いい感じ!初めての試みですが、予想以上に楽しい!みんな楽しそうですが、たぶん見ている私が一番楽しんでいますね」と、制作の様子を見守りながら笑顔で語っていました。

カベヌマ

カベヌマに参加中の草井裕子さん

点描画のワークショップを担当したのは、アーティストでイラストレーターの草井裕子さんです。抽象画を多く手がける草井さんは、今回は一面を黒く塗ったキャンバスの縁に点描を施す作品を制作。壁に描くのは初めてとのことで、自分のスタイルを保ちながらも、見る人に押しつけがましくない表現として点描を選んだそうです。

カベヌマ草井さんは「一人で制作していても楽しいですが、点描は時間がかかるもの。道行く人たちに手伝ってもらいながら制作しています。描かれた点にはムラがあり、人によっても異なる。それらが集まったときにキレイになる、自由でいいんです」と語っていました。

カベヌマ

歩道幅いっぱいまで下がり、全体を見渡しながら制作する斎藤遥加さん

「カベヌマ」の制作は、参加アーティストそれぞれのペースで進行中ですが、8月中の完成が見込まれています。この場所には今後、新たな施設の建設も予定されており、ミューラルアートとともに、まちの変化を楽しめるスポットになりそうです。

「カベヌマ」が行われているイシバシプラザ跡地はこちら↓

号外NETの広告出稿はこちら

号外NETメルマガ

号外netは持続可能な開発目標(SDGs)を支援します

号外netへの提供提供求む!