【沼津市】「マルヤひもの食堂」が8月2日にぬまづみなと商店街にオープンします
明治22年(1889年)創業の老舗・マルヤ水産が、「マルヤひもの食堂」を2025年8月2日(土)、沼津港にオープンします。干物の本場・沼津で長年製造・卸売を手がけてきた老舗「マルヤ水産」が手がける直営食堂で、プロの目利きによる極上のひものを、その場で味わえる贅沢な場所です。オープン前の店舗で、取締役兼営業統括部長の望月伸一さんにお話を伺いました。
創業135年の老舗がつくる、ひものの“いちばん美味しい食べ方”
「マルヤ水産」は、明治22年(1889年)創業の老舗企業。量販店向けの卸売を中心に展開してきた同社が、なぜ今、直営の食堂をオープンするのでしょうか。その理由について望月さんは、「一番美味しい状態で、干物を味わってほしいからです」と話します。マルヤ水産では自社製品を販売する直営店を営業してきましたが「買って帰りたいけど持ち運べない」「焼き方がわからない」といった声が少なくなかったと言います。そこで沼津の干物文化をもっと身近に感じてもらおうと、食堂をオープンすることにしたそうです。

用意された豊富なメニューの監修には、この場所で営業していた我入道漁協の「市場めし食堂」の元料理長も加わっているとのこと
朝開き・無冷凍。鮮度と味にこだわった至高のひもの料理
マルヤ水産は「四代目弥平」というブランドでも知られています。これは創業者・増田弥平の想いを社員全員で受け継いでいこうという意思を込めて立ち上げたものです。使用する魚は、全国・世界各地から厳選されたものばかり。鳴門の海水塩、富士山の伏流水を使った伝統的な仕込み、独自の乾燥方法によって、魚の旨味を最大限に引き出しています。塩水に漬け込む工程は、さまざまな種類の魚を扱っていることで、まろやかで深みのある味付けになっているとのこと。「朝開き」の鮮度と、冷凍せずに提供する品質の高さも、マルヤ水産が直営する食堂の強みと言えます。

マルヤ水産の「朝開きひもの」。この日は藁科正美社長自ら手がけたひものが並べられていました
提供される料理はすべて、干物製造用として仕入れた魚を使用しているのも特徴の一つ。アジフライ一つとっても、脂がしっかりとのった魚をあえて少し干して使うという、製造会社ならではのこだわりが詰まっています。その他のメニューにも、それぞれひもの製造に適した食材の利点が引き出せる工夫が凝らされたものです。

バス停の先にある「マルヤ水産 港直営2号店」と「マルヤひもの食堂」
バス停に遊覧船乗り場、富士山も ロケーションに恵まれた好立地
「マルヤひもの食堂」は、北に沼津港バス停、南に遊覧船の発着場を臨む好立地にあり、北側には富士山を望むこともできます。ぬまづみなと商店街の新たな賑わいの拠点として、多くの人でにぎわいそうです。
マルヤひもの食堂(マルヤ水産 港直営2号店 2階)はこちら↓