【沼津市】駅北のミューラルアートプロジェクト「カベヌマ」、まもなく完成します

カベヌマ

沼津駅北・高島本町で進行中のミューラルアートプロジェクト「カベヌマ」が、まもなく完成を迎えます。制作が始まったのは2025年6月。市民がワークショップで参加した作品も含め、合計10点のアートが白い防音壁に並び、鮮やかに彩りを添えています。

カベヌマ

制作途中に「ジョジョ立ちでならOKです」と撮影に応じてくれたMOKOさん

今回参加したイラストレーター・MOKOさんは沼津市在住。看護師として働くかたわら市内を中心に食べ歩きをし、出会った「おいしいもの」をイラストで発信しています。プロジェクトについてMOKOさんはこう話します。
「壁に絵を描くのも、ペンキを使うのも、こんなに大きな作品を人前で描くのも初めてで、ずっと『大丈夫かな?』と不安を感じながら進めてきました。でも褒めてくれる人がいて、『私もできるじゃん』とも思えるようになり、楽しみながら取り組むことができました。作品からおいしさを感じてもらえたら嬉しいです」

カベヌマ

斎藤遥加さんの作品『弾むように、越えてゆく』

斎藤遥加さんは沼津市内の高校で美術教員をしながら、ギャラリー展示やワークショップなどの活動を行っています。今回の作品については次のように語ります。
「観た人の身体の中に風が通るように、軽やかで心地よく感じてもらえるように描きました。大きな円弧を描いているのは、沼津市の花『はまゆう』が壁を乗り越えていく姿をイメージしています。空間の広がりも感じながら、この作品の前で写真を撮っていただければと思います」

カベヌマ

制作中のすずきしょうたさん

沼津市公認おさかなアートクリエーターのすずきしょうたさんもカベヌマに参加しています。7歳から海の生き物をテーマに個展を開き、静岡県内外や海外でも作品を発表してきました。現在は市内の高校に通いながら活動し、今回は天候も見ながら制作を進めています。
「周りのみなさんの仕上がりが早くて少し焦りますが、自分のペースで進めています。作品は海洋問題、特にマイクロプラスチックをテーマにしています」

カベヌマ マツナガマサエ『祝福』

マツナガマサエさんがワークショップで多くの人たちと仕上げた作品『祝福』

9月上旬にはカベヌマお披露目会も

約2か月にわたって制作が行われてきましたが、8月下旬で全て完成する見通しです。そして9月上旬には「カベヌマお披露目会」も企画されています。制作に携わったアーティストをはじめ、これまで完成を見守ってきた地域の人々や協賛企業の方々を招き、交流イベントが開催される予定です。それぞれの作品に込められた思い、そして地域への願いが交わる時間となりそうです。

カベヌマ「真っ白なキャンバスを生かして街を明るく照らしたい」――このプロジェクトに込められた思いが多くの共感を呼び、いよいよ完成の時を迎えようとしています。

「カベヌマ」が行われているイシバシプラザ跡地はこちら↓

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