【沼津市】「カベヌマお披露目会」 アーティストとの交流会が開催されました

カベヌマお披露目会沼津駅北口の旧イシバシプラザ跡地前で進められてきたミューラルアートプロジェクト「カベヌマ」が完成を迎え、2025年9月6日(土)に「カベヌマお披露目会」が開催されました。地域のアーティストや市民、協賛企業・団体が協力し、巨大な防音壁をキャンバスにしたアートが街を彩ります。

 

カベヌマお披露目会

左からマツナガマサエさん、草井裕子さん、mokoさん、加藤明子さん、青木一さん、渡邉純さん、頼重市長

「カベヌマ」は2021年に閉店し、その後解体されたイシバシプラザの跡地に、アートの力で明るさを取り戻そうと企画されたプロジェクトです。参加したのは沼津ゆかりのプロアーティスト8組に加え、市民も参加して制作された2つのワークショップ作品、さらにアニメ「ラブライブ! サンシャイン!!」を題材とした1点を合わせた計11作品。個性豊かな絵が連なる壁面は、歩く人々の目を引きつけています。

カベヌマお披露目会

カベヌマ実行委員会の青木一 代表

プロジェクトを組織のリーダーの立場から支えた青木一代表は、この地域に暮らす住民の一人でもあります。青木さんは「制作が始まってからは応援の声を多くいただき、”ありがとう”と感謝の言葉が寄せられるようになったことがとても嬉しかったです。沼津の将来は明るい、やりたいことが実現できるまちだと強く実感しました。またこの過程を、毎日通学する生徒さんたちにも見てもらえたことにも、大きな意義があったと思います」と振り返りました。

カベヌマお披露目会

発起人の加藤明子さん

 プロジェクトの発起人である加藤明子さんは市議会議員でもあり、地域の人たちから多くの声が寄せられる立場です。「感無量です。これまでの人生の中で、最も楽しかったと感じられる2か月間でした」と語りました。「イシバシプラザの閉店後、地域の人も私自身も寂しさを感じていました。アートを通じてまちを盛り上げられたことが本当に嬉しいです。差し入れや毎朝の声掛けなど、地域の皆さんの温かさに支えられました」と感謝の思いを述べました。

カベヌマ マツナガマサエ「始まりについて」

マツナガマサエさんのカベヌマ作品「始まりについて」

アーティストそれぞれの世界観を楽しんでください 〜マツナガマサエさん〜

参加アーティストのひとり、マツナガマサエさんは「始まりについて」を制作しました。「 この作品はカベヌマの始まりと、見る人の創造力を高めてもらえるようにしました。ヒヨコは生命の始まり、リンゴはアダムとイブ、海は命の源を表しています」さらにカベヌマプロジェクトについて「それぞれのアーティストの世界観を楽しんでください。また他のアーティストと同じ場所で制作するのは、私たちにとっても貴重な経験、お互いの制作風景を見ることもできたのも面白かったです」と振り返りました。

カベヌマ 渡邉純

渡邉純さんのカベヌマ作品「宇宙は微睡み -sora wa madoromi -」

この作品のストーリーはいつか絵本になるかもしれません 〜渡邉純さん〜

また渡邉純さんは「 宇宙は微睡み – sora wa madoromi -」を制作しました。「宇宙(そら)がみているいろんな夢の一つが私たちなんだというストーリーを描きました。このストーリーは私が高校生の頃から思い描いているものです。線画では宇宙の構造、ブラックホール、飽和する宇宙、多元宇宙など、ストーリーの場面を描いています。ここに込めたストーリーは、いつか絵本になるかもしれません」

「カベヌマ」の作品は今後およそ2年間展示される見込みです。駅周辺の新しいアートスポットとして、街を訪れる人々に彩りと活気を届けていきます。

カベヌマ(イシバシプラザ跡地前)はこちら↓

号外NETの広告出稿はこちら

号外NETメルマガ

号外netは持続可能な開発目標(SDGs)を支援します

号外netへの提供提供求む!