【沼津市】「ものがたり博 in ぬまづ」がプラサヴェルデで開催されました
4,000冊もの絵本が大集結し、子どもも大人も物語の世界に浸れるイベント「ものがたり博 in ぬまづ」が、2025年9月13日(土)にプラサヴェルデで行われました。ベンチや芝生に直接座って絵本を楽しめる広場、さまざまな企画によるステージ、ワークショップなどを通じて、多くの人たちが物語の世界を堪能しました。
会場にはイベントに協力する沼津市立図書館、マルサン書店、絵本専門店グリム、山仲などから、4,000冊ほどの絵本が集まりました。会場内に設けられた人工芝の広場には、絵本を楽しむ家族、ベンチに腰掛けて絵本を読みふける子どもの姿が多くみられました。

「静岡路上声優集団はす」による朗読パフォーマンス
ステージでも、さまざまなパフォーマンスが披露されました。朗読パフォーマンスを披露したのは「静岡路上声優集団はす」。ヒューマンアカデミー静岡校パフォーミングアーツカレッジの講師の呼びかけで結成され、同校の歴代卒業生が参加しています。プロならではの声のパフォーマンスで、私たちの心にものがたりの世界を描いてくれました。
またさまざまな団体による読み聞かせも行われました。「おはなしふくろう」は、沼津市立図書館で読み聞かせのボランティア活動をしている市民団体の一つです。メンバーの加藤明子さんは「絵本は奥が深いもの、子どもたちのキラキラした目や、絵本の世界に入り込んだ姿に、私たちが心を動かされます」と話していました。

斎藤遥加さんが提供したワークショップ「こころ を えがく ほん」
会場の一角では、この日にしか体験できないワークショップも提供されました。「えほんづくりワークショップ」を提供した画家の斎藤遥加さんは、日頃から教育と創作の活動に取り組んでいます。この日は感情を色で描き、小さな絵本にするワークショップを初開催。「絵は言葉にならない気持ちを表すことができるものです」と話していました。
「ものがたり博 in ぬまづ」実行委員会の青木一さんは、このイベントについて次のように語っていました。「今日は天気が悪い中、朝から多くの人たちが来場してくれました。デジタル全盛の今の時代でも、アナログの本を求めている人が多くいるんだと感じられ、とても嬉しく思います」
子どもから大人まで、それぞれの心に物語の扉が開かれた「ものがたり博 in ぬまづ」。本の魅力を改めて感じられる一日となりました。
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