【沼津市】「みらーと」主催ワークショップ「リサイクルアート」が沼津特別支援学校で行われました
静岡県障害者文化芸術活動支援センター「みらーと」が主催するワークショップ「リサイクルアート」が、2025年9月25日(木)、沼津市大塚にある静岡県立沼津特別支援学校で開催されました。中学部1年生の生徒24名が、リサイクル品を使った美術作品づくりに挑みました。
このワークショップでは、生徒たちが家庭から持ち寄ったお菓子の箱などの廃材に色を塗り、大きな台紙に描かれたイラストに貼り付けることで、1つの作品を完成させる活動を行いました。
今回のイラストのモチーフはシベリアンハスキーとハシビロコウ。生徒たちのアンケートによって、この2種類の動物が選ばれました。
内容を理解した生徒たちは3つのクラスに分かれて作業を開始。大きさや形が異なる廃材を工夫して扱い、道具の選び方や塗り方を考えながら制作に取り組みました。中には絵の具で自分の手を絵の具の色にしながら、夢中になって作業を進める姿も見られました。
廃材は虹の7色に塗り分けられ、シベリアンハスキーとハシビロコウのイラストに順に貼り付けられていきました。作品が完成に近づくと「だいぶいい感じになってきた!」といった声も聞かれ、教室は活気にあふれました。
約1時間の創作活動を経て、7色に彩られた作品が完成。24人の想像力を結集し、生徒と先生が協力して仕上げたものです。完成後には「楽しかった!」と笑顔を見せる生徒が多く、充実した時間となりました。

左から沼津特別支援学校の長野先生、みらーとの伊藤さんと田代さん
「みらーと」とともに企画・運営を担当した長野先生は「普段の授業では見られない生徒たちの表情がありました。作品が形になっていく様子を楽しんでもらえたようで、私たち教員も楽しかったです」と感想を語りました。
「みらーと」の伊藤さんによると、この作品は「第65回静岡県芸術祭2025」の文化芸術展に出展される予定です。東部会場はプラサヴェルデで、2026年1月21日(水)から25日(日)まで開催されます。伊藤さんは「生徒たちが社会とのつながりを意識できる機会になればと思います」と話していました。
取材協力:静岡県立沼津特別支援学校様
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