【沼津市】第55回沼津農林まつりが12月15日キラメッセぬまづで開催されました
第55回沼津農林まつりが、2024年12月15日(日)にキラメッセぬまづで開催され、多くの人々が沼津市内の農畜産物などを求めて訪れました。
会場では農産物コンテストが行われ、前日の審査を経て12点が受賞しました。立派に実った農産物がずらりと並ぶ様子は、農家の方々が丹精込めて育てた努力と情熱が伝わってくるものでした。
「沼津ねがた白ねぎ」は、白い部分が30cm以上あるなどの厳しい規格を満たした地域限定ブランドです。甘みが特徴で、12月が旬の時期にあたり、3月末まで楽しむことができます。農協のファーマーズマーケットなどで販売されています。
「癒しのプチヴェール」の販売ブースも注目を集めていました。この野菜は一時的なストレス緩和効果が報告されている「GABA」が多く摂取できます。沼津市内の学校給食にも使われており、苦味が少なく子どもでも食べやすいのが特徴です。農家の方は「もっと多くの方に知っていただきたいです」と話していました。
「するがの極」は、JAの厳しい基準をクリアした一等米「きぬむすめ」を使用したブランド米です。沼津市、裾野市、長泉町、清水町で栽培され、ブランド化が進められています。粘りが強くもちもちした食感が特徴で、冷めても美味しいためお弁当にも最適です。「今年は高温の影響で収穫量は少なめでしたが、品質は上々です」と語っていました。
「大中寺いも」は、愛鷹山の山麓で収穫される里芋です。柔らかくクリーミーで煮崩れしにくく、おでんやカレーに適しています。一般的には小芋や孫芋が広く流通していますが、大中寺いもは親芋も食べやすく、SDGsの観点からも注目されています。
「ぬまづ茶」のブースでは、お茶の詰め放題が人気を集めていました。鮮やかな緑色と、香りや渋みが特徴のお茶で、「今年も出来は良かったです」と自信を持って語られていました。
「沼津連合建設協会」では、大工仕事の体験ブースを設けていました。効率化が進む現代では手仕事が減少していますが、「体験を通じて伝統技術の重要性を知っていただければ」と、関係者がその価値を熱心に語っていました。
ステージイベントでは、高校生による発表が行われました。加藤学園高等学校の応援団は、農林業のPRをテーマにしたステージを披露し、そのエネルギッシュなパフォーマンスが観客を引きつけていました。
沼津農林まつりは、沼津市内の農畜産物を紹介し、地産地消への理解を深める大切なイベントです。多くの魅力ある農産物を通じて、地域の豊かさを改めて感じることができた1日でした。
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