【沼津市】町方町・通横町第一地区第一種市街地再生開発事業 施設建築物新築工事の起工式が行われました

町方町・通横町第一地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事 起工式沼津アーケード名店街の「沼津本通防火建築帯」があった敷地内において、再開発事業による新築工事の起工式が2025年10月1日(水)に行われました。2006年に地元主導によるまちづくりの検討が始まって以来、ついに着工を迎えました。

町方町・通横町第一地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事 起工式起工式には、事業主体である町方町・通横町第一地区市街地再開発組合の関係者をはじめ、行政関係者や地域の議員らが出席し、工事の安全を祈願しました。続いて鍬入れ式が行われ、町方町・通横町第一地区市街地再開発組合理事長の水口隆太さんが施主挨拶を行いました。

町方町・通横町第一地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事 起工式

施主挨拶をする水口隆太理事長

水口さんは、かつてこの場所にあった沼津本通防火建築帯が、日本で初めて共同建築様式によるポルティコ(公共歩廊)空間が連続する商店街であったことや、完成当時には全国から多くの視察があったことを紹介。建築から40年ほど経って老朽化が進んだこと、検討開始から約20年間にわたり携わってきた人々への感謝を述べたうえで、「アーケード名店街再生の第一歩となり、鉄道高架のまちづくりにも貢献していきたい」と話しました。

沼津本通防火建築帯

昭和29年(1954年)に誕生し、2024年の秋から解体工事が始まった沼津本通防火建築帯 (2024年8月撮影)

続いて挨拶した頼重秀一沼津市長は、大学時代に建築を学ぶ中で防火建築帯の価値を知り誇りを感じたことに触れ、地域の人たちが主導して検討が進められてきたこと、さらに2015年の都市計画決定以降、パンデミックや物価高騰など数々の困難を乗り越えてきた関係者への感謝を述べました。

町方町・通横町第一地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事 起工式

これから建設される施設の模型

新しい建物の概要

新たに建設される建物は鉄筋コンクリート造で、地下1階・地上10階建て、最高高さ31メートルとなります。地下1階は駐車場、地上1階は商業施設、地上2階から10階までは105戸の住宅が入ります。また、地域に開かれた交流スペースが設けられるほか、3階部分までは沼津本通防火建築帯の面影を継承したデザインとなるのが特徴です。工事期間は令和10年(2028年)11月までを予定しており、事業完了認可は令和11年(2029年)12月の見込みです。

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